「一語文、二語文、三語文話せますか?」と聞かれるたび、不安になるあなたへ
健診やネットで目にする
「一語文、二語文、三語文話せていれば安心」という基準。
その数字を見るたびに、
「まだそんなに出ていない…」
「このままで大丈夫なのかな」
と、心がザワザワしてしまうことはありませんか。
でも実は、ことばの発達で本当に大切なのは、単語の数ではありません。
ことばの発達でいちばん大切なのは「伝えたい!」という気持ち
ことばは、ただ自然に増えていくものではなく、
「伝えたい」「わかってほしい」 という気持ちを原動力に育っていきます。
その気持ちが芽生えていなければ、
たとえ単語をまねして言えたとしても、
やりとりとしてのことばは広がっていきません。
反対に、まだ言葉になっていなくても
・指さしをする
・表情や声で訴える
・大人の反応を見て伝え方を変える
こうした姿が見られるなら、
ことばの土台はしっかり育ち始めています。
言葉か、言葉以外かは重要ではありません
「まだ言葉じゃないから心配」
そう感じる保護者の方はとても多いです。
ですが、発達の視点で見ると、
言葉かどうかよりも、“伝えようとしているか”が重要 です。
お子さんは今、
「どうすれば親や周りの人に伝わるのか」
を、毎日のやりとりの中で一生懸命学んでいます。
泣く、声を出す、身振りを使う、指さす。
それらはすべて、
伝えるための大切な試行錯誤 なのです。
今は「学習できる絶好のチャンス」の時期
伝えたい気持ちが芽生えている今は、
お子さんにとって
「伝わる経験」を積み重ねられる絶好のタイミング です。
・伝えたら、わかってもらえた
・反応してもらえた
・気持ちが通じた
こうした経験が増えるほど、
「この伝え方だと通じるんだ」という感覚が育ち、
やがてそれが言葉へとつながっていきます。
単語が少なくても、発達が進んでいるサイン
単語数が増えていなくても、次のような様子があれば心配しすぎる必要はありません。
- 大人の話を理解して行動できる
- やりとりを楽しもうとする
- 表情や身振りが増えてきた
- 伝わらないと、別の方法を試そうとする
これらはすべて、
「伝えたい気持ち」と「学習する力」が育っているサイン です。
不安になったときは、こう見てみてください
「何語話しているか」ではなく、
こんな視点でお子さんを見てみてください。
- 伝えようとしているか
- 伝わった経験が積めているか
- 人とのやりとりを楽しんでいるか
一つでも当てはまれば、
ことばの発達は、確実に前へ進んでいます。
まとめ
単語の数は、発達のほんの一側面にすぎません。
本当に大切なのは、
「伝えたい」という気持ちが育っているかどうか。
言葉でも、言葉以外でも大丈夫。
今は、お子さんが「どう伝えればいいのか」を学んでいる大切な時期です。
目に見える数字だけに縛られず、
今の姿を安心して見守ってあげてくださいね。
