【入学準備シリーズ①】年長でひらがなが書けないと、不安になりますよね。でも…

年長さん・入学準備

「もう書けますよ」
「うちは全部読めます」

そんな声を聞くと、心がザワッとしませんか?

園で名前を書く練習が始まり、
周りの子がスラスラ書いている。

 

うちの子は、まだ読めない。

書こうとすると嫌がる。

このまま小学校に入って大丈夫なのかな。

年長さんのお母さんから、本当によく聞く不安です。

年長で書けない=遅れている、ではありません

でも、ここは大事なところです。

年長でひらがなが書けない=遅れている
ではありません。

特に発達が気になる子に

  • 毎日ドリルをやらせる
  • 長時間座らせる
  • できないところを何度もやり直させる

こうした関わりは、逆効果になることがあります。

なぜなら、「書く」という行為はとても高度な作業だからです。

「書く」にはたくさんの土台が必要です

ひらがなを書くためには、

  • 音を一つずつ聞き分ける力
  • 目で形をとらえる力
  • 目と手を協調させる力
  • 姿勢を保つ体幹
  • 集中を続ける力

たくさんの土台が必要です。

この土台がまだ十分に育っていない状態で量を増やすと、
「できない経験」だけが積み重なります。

そして、

書くのが嫌いになる。
文字を見るのも嫌になる。

これは、私が現場で何度も見てきたことです。

小学校1年生で学ぶのには理由があります

ここで知っておいてほしいことがあります。

小学校1年生でひらがなを学ぶのは、
発達段階として理にかなっています。

6〜7歳頃は、

  • 音を分けて聞く力
  • 目と手の協応
  • 姿勢の安定
  • 注意の持続

こうした「書くための土台」が整いやすい時期です。

だからこそ、学校のカリキュラムは
1年生で本格的に学ぶように組まれています。

早い年齢で読み書きができることには、もちろん良い面もあります。

でも同時に、

  • できない子が劣等感を持つ
  • 無理な練習で嫌いになる
  • 未熟な書き方が固定してしまう

という側面もあります。

早くできることと、
うまく育つことは、同じではありません。

今は「準備」の時間です

焦らなくていいのです。

ひらがなは
「早くできること」がゴールではありません。

安心して学び始められる準備が整ったとき、
子どもは本当に伸びます。

小学校1年生で獲得すれば、十分です。

今は“準備”の時間。

 

発達が気になる子ほど、「早く」より「順番」が大切です。

ですが、

「じゃあ今は何をしたらいいの?」

と思いますよね。

年長さんの今、
ひらがなより先に育てたい土台をまとめました。

▶ 【ひらがなを教える前にやってほしい5つの土台】はこちら