まだ話さない…でも心配しすぎなくていいケースとは?

ことばの発達

「様子を見ていいのか」ずっと迷っていませんか

「もう少し様子を見ましょう」
そう言われても、
本当に待っていていいのか、不安になりますよね。

一方で、ネットを見れば
「すぐ相談を」「早期支援が大切」
という言葉も目に入ってきます。

この間で揺れ続けている保護者の方は、とても多いです。


心配しすぎなくていいケースがある、という事実

まず知っておいてほしいのは、
話していない=すぐに心配が必要、ではない ということ。

特に、次のような様子がそろっている場合は、
発達は着実に進んでいることが多いです。


ケース① 理解がしっかり育っている

・声かけで行動できる
・簡単な指示が通る
・生活の流れをわかっている

これは、
「ことばを聞いて理解する力」 が育っているサイン。
話しことばは、この理解の上にのって出てきます。


ケース② やりとりをしようとする

・目を合わせる
・表情を返す
・声や身振りで反応する

やりとりの意欲があるということは、
人と関わりたい気持ちが育っている ということ。

これは、ことばの発達にとってとても大切な土台です。


ケース③ 言葉以外の表現が豊か

・指さし
・ジェスチャー
・声のトーンや表情の使い分け

言葉になっていなくても、
「伝えたい」という衝動がしっかりある 状態です。

この時期のお子さんは、
「どうすれば伝わるか」を試しながら学んでいます。


「まだ話さない」は、止まっているわけではない

話しことばが出る前には、
たくさんの準備段階があります。

理解する

伝えたいと思う

伝え方を試す

ことばになる

今は、この途中段階にいるだけ、ということも珍しくありません。


では、どんなときに相談を考える?

心配しすぎなくていいケースがある一方で、
迷ったら一度立ち止まって考えたいサイン もあります。

たとえば
・呼びかけへの反応が少ない
・やりとりがほとんど広がらない
・伝えようとする姿が見られない

これは「異常」という意味ではなく、
早めに整理すると安心できるサイン です。


相談=すぐに何かを始める、ではありません

相談すると
「何か言われるのが怖い」
「診断されるのでは」
と感じる方もいます。

でも実際は、
今の姿を一緒に確認するだけ
というケースもとても多いです。

不安を一人で抱え続けるより、
一度整理することで、気持ちが軽くなることもあります。


迷ったときの考え方

判断に迷ったら、
「話しているか」ではなく、
「伝えようとしているか」 に目を向けてみてください。

・伝えたい気持ちはあるか
・伝わった経験を積めているか
・人とのやりとりを楽しんでいるか

ここが育っていれば、
心配しすぎる必要はありません。


まとめ

単語数が少ないからといって、
すぐに心配しなければならないわけではありません。

理解、やりとり、伝えたい気持ち。
目に見えにくい成長が育っているケースはたくさんあります。

「このままでいいのかな」と感じたときは、
今の姿をやさしく見直すところから始めてみてくださいね。