「まだ話さないの?」
「○歳なのに?」
公園で、親戚の集まりで、健診のあとで。
悪気がないと分かっていても、その一言がなぜか心に残ってしまうことはありませんか。
家に帰ってからも、
「あの言葉、気にしすぎかな」
「私が弱いのかな」
そんなふうに、何度も思い返してしまうお母さんも多いと思います。
でも、そう感じるあなたは決しておかしくありません。
なぜ「まだ話さないの?」は、こんなに傷つくの?
この言葉が苦しくなるのは、
お母さんがすでに、たくさん考えてきたからです。
・本やネットで調べた
・健診で相談した
・わが子の様子を毎日見ている
だからこそ、
自分の中で一番不安なところ、一番気にしているところを
ピンポイントで突かれたように感じてしまいます。
これは「気にしすぎ」ではありません。
それだけ、あなたが真剣に子どもと向き合っている証拠です。
その言葉は「事実」ではなく「感想」
「まだ話さないの?」という言葉は、
子どもの発達を正確に評価したものではありません。
それは多くの場合、
・相手の経験
・相手の基準
・相手の価値観
から出た個人的な感想です。
専門家の判断でも、検査結果でもありません。
けれど、とても身近な人から言われると、
まるで事実のように重く感じてしまうのです。
傷ついた自分を、責めなくていい
「悪気はないんだから」
「もっと強くならなきゃ」
そうやって、自分の気持ちを押し込めてきたお母さんもいるかもしれません。
でも、心がチクッとしたのは自然な反応です。
あなたが弱いからでも、考えすぎだからでもありません。
まずは、心の中でそっとこう言ってあげてください。
「今、私は傷ついたんだな」
それだけで、少し呼吸がしやすくなります。
周りの言葉に揺れたときのお母さんのケア
ここからは、心がザワついたときにできる小さなケアをいくつか紹介します。
① 言葉の主語を入れ替える
「この言葉は、相手の感想」
「わが子の事実とは別」
そう意識するだけで、言葉との距離が少し取れます。
② 比べる相手を変える
比べるなら、他の子ではなく
昨日のわが子。
昨日より目が合った
表情が増えた
声を出そうとしていた
小さな変化は、ちゃんと積み重なっています。
③ 自分にかける一言を持つ
心が揺れたとき用の“決まった一言”を用意しておくのもおすすめです。
・「私はちゃんと見てる」
・「この子のペースで大丈夫」
・「今は比べなくていい」
最後に
周りの言葉に傷つくのは、
あなたがわが子を大切に思っているから。
気にならないふりをしなくていいし、
すぐに前向きにならなくても大丈夫です。
まずは、
一番近くにいる自分が、自分の味方でいること。
それだけで、心は少しずつ守られていきます。

